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2014年9月鈴木 詩織

Day 177 / 184 蘭嶼10日目

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韓国集合まであとわずか。鈴木です。

日の出を見に行ってきました。
このFW中、数えるくらいしか見なかった日の出。
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最初は曇っていて時間になっても明るくはあるものの、お日様は現れず…。
ヤギさんも一緒に待っているようでした。
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ですが日の出の時間から数十分後、やっとのご来光でした。

※解体された豚の画像があります、苦手な方はスクロールしてください。

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丁度、日本の十五夜と重なる台湾でのお祭り、中秋節がありました。ここ蘭嶼では豚一頭を
さばいて食す習慣があり、島中あちらこちらで豚の解体が行われていました。
さて、こんなに後ではありますが蘭嶼の事について少しだけ。
蘭嶼には今でも少数民族であるタオ族(ヤミ族)が住んでいます。彼らは地下住居で今でも
生活をしています。現在この地下住居があるのは野銀村(イバリノ村)のみ。
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私も地下住居を撮影させて頂くことが出来ました。中は三層になっていて、一番手前がご飯を
食べるスペース、真ん中が調理をしたり、就寝するスペース、一番奥はくつろいだりものを
置いておくスペースなんだとか。外も中も黒塗りでした。
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トビウオが名産の蘭嶼ではトビウオ用の漁の道具があるそうです。他にもいろいろ。
そして次に蘭嶼ではよく目にする船。こちら。
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遠くから見ていたときはあの模様はペイントなのだろうか、と思っていたのですが近くで
見てみると細かく彫り込んでありました。
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そして蘭嶼に入ると目にしないほうが不可能なほどあちらこちらにあるこのマーク。
これは”目”を表しているそうで、船首、船尾に必ずと行っていいほどついています。

蘭嶼、もしかしたら今までで一番多くの人と関わったのではないかと思っています。
英語でしかコミュニケーション出来ない私に中国語でなんとかコミュケーションをとろうと
してくれるおじさんたち。多くの人は私が日本人だと分かると、おじいちゃんやおばあちゃんを
呼んできて日本語で話してくれました。日本語を話せるご年配の方は決まって、「もうあんまり
思い出せないんだよ、ごめんね」と言っておられました。未だにとても上手な日本語を話せる
方もほんの少しおられます。また会って話がしたいものです。

次は、いつこの島に来ることが出来るのか。「またね」と言ってくれた全ての人に再会出来るのか。
もう少し大人になった私に会った彼らはどんな反応をしてくれるのか、
なんて先の事を考えながら、荷造りをし始める頃です。

またね、台湾、蘭嶼。
初めまして、韓国。