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2014年8月鈴木 詩織
Day 139 / 184 広州4日目
何かと掃除のおばちゃんに親しげにしてもらっています、鈴木です。
撮影がしやすそう、と感じていた団地街は思っていたよりも難しい場所でした。
ただでさえ難しいこの撮影ですが、日本人であることが撮影に影響するなんて、と痛感して
おります。
歴史的背景があるのはどの国でもそうですが、(台湾をのぞく)いままでの国ではむしろ女の子が一人、
大きな荷物を持って、あるいはカメラを持って歩いているのですから声をかけられる方が多かったように
思います。それ故、撮影、取材が出来たことにも繋がったりもしましたし、中国顔であっても日本人である
こともさほど気にしていませんでした。
でもここ中国では逆でした。
最初は中国語で話しかけてくれる人も、中国語が話せない故に日本人であることを伝えるとなんとなく
空気が変わってしまうのです。
いままで話しかけてきた、おじちゃん、おばちゃん、おじいちゃん、おばあちゃん、全ての人が、という
訳では決してありませんが若い人に声をかけるときとは明らかな空気の違い、感情の違いが出ているのを
見えてしまって、私は少し悲しかったです。
勿論、この中国滞在中に優しくしてくれて、撮影させてくれて、友人になってくれた方も何人もいました。
でも、隣に住んでいる国同士なのに、ただ生まれ育った国と話す言語が違うだけでこういう扱いを受けて
しまうのか、と悲しくなってしまうときもありました。
そんな中でも広州で協力してくれたマーヴィンさん、シャキラさん、本当にありがとう。
彼らには英語を中国語に訳してもらったり、撮影の交渉をしてくれたりしました。
結局この時は拒否されて撮影出来ずじまいでしたが、翻訳してくれたのは本当に助かりました。
余談、というほどでもないのですが…
なんと…。
出発の時に谷本さんからもらった貝のお守りがいつの間にか開いてしまっていて、ショック…
このあとボンドで直しました。
まだ続く撮影、なんとか1件でも撮影をしたいです。