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2014年7月山下 海

なんとも刺激的な日々だった

マレーシアのスクーリングを終えついにFWも後半戦に突入。

その後半の最初の国はインド。
FW最大の山場となる国であり、滞在日数が一番長い国です。

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しかしインドに入国してからというもの、みるみるうちに日数は経っていき、3週間のインドの旅はあっという間に終わりを告げ、気づけば次の国ネパールへの移動となってしまいました。
このインドでの3週間を振り返ってみると様々なことが常識外れで、全てのことが刺激的でした。

植物もあまり生えないようなインド北方の高地、ラダックでは高山病に悩まされながら撮影を続けました。
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ラダックは小チベットとも呼ばれるところで、人々のほとんどはチベット仏教の信奉者。
人々の顔もどこか日本人の顔立ちに似ています。
気温は日中40℃を超すデリーとは打って変わりとても涼しく、夜になると長袖がないと凍えてしまうぐらいです。

気候も文化も人々の顔もインドの他の地域とは全く違うラダック。
ここに来るとインドにいながら違う国に来ているような感覚に陥ります。

湿地帯のブージ近郊、ニローナ村ではローガンアートの職人の手先の細やかさに息をのみました。
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ローガンアートはこの辺りの地域だけに生える木の樹液と色粉から作った絵の具を使って描くもの。ローガンアート職人は世界でもこのニローナにしかいません。
下書きなど一切せずに描く花や木、鳥はとても美しいもので、しばらく見とれてしまいました。
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オフシーズンということもあってか、自分たち以外外国人がいなかったブージ。
町を歩けばいろんな人が声をかけてきます。まるで有名人にでもなった気分。
最終的には通りの店の人全員に顔を覚えられたのでは、と思うほどでした。

砂漠地帯のジョドプールでは、ラクダに乗り砂漠を闊歩しながら、ビシュヌイの生活に触れました。ホームステイをした夜は壁も屋根もないところで満天の星空を見ながら眠りにつきました。
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砂とともに生きる人々。
食事で使った皿などをその辺の砂で洗うなどのこの土地特有の光景はとても新鮮でした。
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どの町、どの村にも衝撃を受けるものがあり、どれも面白く感じることができました。
ときには鬱陶しく思うインド人のおせっかいさや適当さ、陽気さもまたこの旅を面白くさせてくれました。
多くのバックパッカーたちがインドを訪れるわけがわかった気がします。
この国を知るにはとても3週間じゃ足りません。
とても生活するには便利と言える国ではないけど、またいつか必ず訪れたいと強く感じます。