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2014年7月9期生引率スタッフ
119日目 ネパール・カトマンズ / Day 119, Nepal, Kathmandu.
引率の山田です。
学生たちのネパールでの個人行動が始まっています。
まず最初に出発したのは、山本くん。
標高3800mのキャンジンゴンパを目指し、ランタン・トレッキングをしながら撮影行います。
次は、カトマンズに引き続き滞在する鈴木さん。
続いて、菅原さんと柳原さん。
カトマンズの南に位置するサインブに移動し、
日本で知り合った友人のタパさんの家にホームステイさせてもらいます。
迎えにまで来てくれる、とても優しい方々です。
最後は、カトマンズのタメル地区に残る3人。
岸本さんはメインとなる撮影対象がないため、NPIネパール広報部長としてみなさんにネパールの良さを
お伝えしていきます。
本田くんは、タメル地区を中心にスナップ撮影。
山下くんは、ブンガマティという村へ通いながら撮影を行っていきます。
そして私もタメル地区に残り、広大なインドとは異なり、山本くんを除いては一時間圏内のところに
滞在しています。そのうち4人は徒歩10分圏内。
そして私は119日目となるこの日、とある行事に参加させて頂きました。
アショカさんのお母様の法事です。
親族だけで行われるものですが写真を撮っても問題ないとのことでしたので、4期生から毎年お世話に
なっているアショカさんのために写真に残してあげられればという想いです。
またアショカさんからのお許しも頂けたので、少しでもみなさんにネパールの文化をお伝えできればと
思います。
アショカさん、本当にありがとうございます。
法事は、アショカさんのお母様がご生前に住まわれていた部屋で行われました。
朝8時頃から始まり、式が終わる頃には午後2時を回っていました。
前日の夜からこの式が終わるまでは断食をしなければならなかったそうです。
その後も食べられるものは限られているそうですが、その食事にご一緒させて頂きました。
つぶした乾燥米に混ぜて頂きます。
アショカさんは一人っ子だそうで喪主としてやらなければならないことが多くあるそうです。
亡くなられてから一年間は、全身白い服装でいなければならないため、私たちとご一緒して頂く際にも
いつも白い服装をしています。
また今回の法事に合わせて、頭も丸めていました。
今年の2月にご結婚される予定だった息子さんも一年間は結婚ができないそうです。
一年越しの来年2月には結婚ができ、さらには娘さんも同時期に式を挙げられるということで、
アショカさんも照れながら嬉しそうにしていました。
ネパールの冠婚葬祭の式は、年間通して1000人を家に招待しなければならないそうです。
私は日本の冠婚葬祭のこともろくに知りませんでした。
今回のことを通して、改めて日本の文化を考えなければならないと痛感しています。
式の終了後、以前食事をしたときに同行していた鈴木さんの撮影のことを聞いて、
忙しいにも関わらずお知り合いの方の家を撮影できるように話をしてくれました。
アショカさん、どこまでも協力的で本当に頭があがりません・・・
アジアに住む人々の住居や人々を撮影している鈴木さん。
自分で交渉して家に入れてもらうのは簡単なことではないので、このように協力してくれることは
本当に助かります。
こういったサポート受けられるのも、ただ旅をするのではなく学校団体として旅をするメリットですね。
とても濃厚な一日を過ごすことができました!
アショカさん、本当にありがとうございました!!