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2014年5月9期生引率スタッフ
61日目 シンガポール(写真展初日) / Day, 61 SINGAPORE

マレーシアより引率 冨田です。
設営の様子をお伝えした前回に引き続き、Marine Parade Public Libraryでの
写真展初日の様子をお伝えします。
今年もシンガポール・オリンパスのジミー社長が駆けつけてくださいました。


熊倉局長より、セバスチャン・サルガド名誉顧問の最新作『GENESIS』を
プレゼントしました。


この日は写真展初日であると同時に、スライド&トークショーの開催日でもありました。
このイベントは、学生たちの作品やこれまでの旅の様子などを、写真と言葉でプレゼン
テーションするというものです。
会場となったのは写真展会場のすぐ隣、立派なイベントスペースです。



海外において、英語を使って自らの写真を発表するという機会は非常に貴重なものです。
そのため、発表をする4名の学生たちは連日夜を徹して準備に励みました。
またサポートに回った3人も、少しでも投影される写真が見やすくなるよう遮光用の布を
壁に設置する作業や、スライドのタイミングをパソコンでコントロールする役目を積極的
に担うなど、一体となってイベントを支えていました。


リハーサルもそこそこに、開始時間ギリギリまでお客さんを呼び込む学生たち。


午後2時30分
いよいよスライド&トークショーの始まりです。
まずはじめに、学生を代表して岸本さんが挨拶をしました。
挨拶の他にも、急遽決定した司会進行役も見事にこなしてくれた岸本さん。
さすがです!!
そして今年も学生たちは浴衣姿で登場です!

続いて熊倉局長より挨拶です。

当日は土曜日ということもあり、多くの来場者に恵まれました。

トップバッターは山下くん。
ベトナムとカンボジアで暮らす少数民族の暮らしぶりを発表しました。




2番手は山本くん。
自然の雄大さをテーマに撮影する山本くん。
自らのルーツである鎌倉の自然について、そして改めて自然について考えるきっかけと
なったという3.11についての写真も交えたプレゼンテーションでした。





3番手は柳原さん。
ベトナムで暮らす95歳のお婆さんと、タイ北部の山岳地帯で生きる女性社長の日常を通して、
アジアで生きる女性たちの物語を紹介しました。


柳原さんの発表の途中、突如プロジェクターが動かなくなるアクシデントがありましたが、
驚くほど冷静にアドリブで発表を続けた柳原さん。
こんなところにも、この旅での学生たちの成長を感じることができました。


最後は岸本さんです。
社会貢献活動のため訪れたタイ北部の村、センサイ村。
モン族が暮らすこの村の日常生活と彼らの伝統工芸を紹介した岸本さん。
村にたどり着くまでの道のりからナイトスライドショー開催までをレポートしました。
センサイ村での様子はこちら




緊張と疲れのなかでの発表となりましたが、4人それぞれが各自の持ち味を発揮した
プレゼンテーションでした。
また、しっかりとした準備の甲斐もあり、参加したお客さんからも「非常に見応えの
あるイベントだった!」との感想も頂けました!!

多くのお客さんは、そのまま会場の外にある展示を見に来てくれました。



多大なるご協力を頂いたMarine Parade Public Libraryには、本校校長 竹内敏信先生の
写真集を寄贈しました。


こうして怒濤の1日目が終了しました。
学生たちにとって、180日を越える海外フィールドワークにおける大切な1日となったのは
間違いないはずです。
今後も今まで以上に、多くの人に写真を見せることを意識しながら撮影に励んでもらえれば
と思います!!
