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2014年5月9期生引率スタッフ
49〜52日目 タイ・パヤオ / Day, 49-52 Phayao, THAILAND
チェンマイより引率 冨田がお伝えします。
カンボジアに引き続き、ここタイでも3名の学生たちによる社会貢献活動が
行われています。
カンボジアでの社会貢献レポートVol.1へ
カンボジアでの社会貢献レポートVol.2へ
タイ北部を舞台に写真を使った社会貢献活動に取り組むのは、岸本さん、山下くん、
本田くんの3名です。
彼らは”町おこし”をテーマに、 北部の静かな町パヤオおよびその郊外にある村を、タイ
第2の都市であるチェンマイにて紹介する企画です。
また撮影地でもスライドショーを行い、村の人々への還元も行うという、海外フィールド
ワーク史上例のない「2カ所2段階方式」となっています!
ここで私が多くを述べるより、岸本さんが自身のブログで詳細を丁寧に説明してくれて
いますので、ぜひともご覧ください!
岸本さんの社会貢献レポートへ
パヤオでの社会貢献活動初日。
彼らはパヤオのみならず、山奥にあるセンサイ村というモン族の人々が暮らす村にも
スポットをあてることになりました。
パヤオからセンサイ村へ。
朝7時30分
パヤオ・バスターミナル
外国人など乗ることもないであろうローカルバスに乗り込みます。
午前8時
パヤオを出発です。
田舎道を走ること約2時間
センサイ村への入り口となる小さな町ポーンに到着。
ここで最初の難関です。
岸本さんのブログにもあるように、ここポーンからセンサイ村へは何の交通機関も
存在しません。
どうにかして車を手配しなければならないのですが…
バスを降りた場所は、偶然にも小さな派出所の前でした。
躊躇なく飛び込む岸本さん。
困り果てた日本人4人を見かねて、お巡りさんが知り合いに掛け合ってくれました。
「生まれて初めて日本人に会ったから、一緒に写真撮って!」とお巡りさんたち…
のどかで平和な町です。
車を出してくれる人がみつかり、待つこと30分。
そしてやってきた車は…
ただのトラックでしたが、我々にはこの上なくありがたい存在です。
荷台に乗るしかありませんが…
新鮮な空気を目一杯浴びながら、センサイ村へと走ります。
(安全には十分注意しながら乗っております。ご安心ください。)
走ること30分。
センサイ村に到着しました!
この村に着いてまず始めに会ったのがこの人でなかったら…
そう考えてしまうほど、この方との出会いはとても大きなものでした。
チェーンさん
村のカルチャーセンターで働く彼女の尽力のおかげで、ナイト・スライドショーの
開催が可能になったと言っても過言ではないでしょう。
出会ってまだ1時間もたっていないにもかかわらず、我々がまだ昼食を食べていないと
わかると、家に招いて食事をごちそうしてくださいました。
一緒に歩いてチェーンさんのお宅へ向かいます。
素敵な家の庭
食事をごちそうになった後は、3人それぞれが各方面に散らばって撮影を
開始しました。
多くの家庭では、軒先でおばあさん達が伝統的な刺繍に勤しんでいました。
細かな刺繍が綺麗です。
こうしてセンサイ村での初日を終え、2日後、いよいよスライドショー当日を迎えました。
センサイ村3日目
前日に引き続き、村では結婚式のお祝いで多くの人が集まっていました。
祝杯をあげる男衆
女性陣は食事の真っ最中
スライドショー本番ギリギリまで撮影を続けました。
昼過ぎからは、いよいよスライドショーの作成も最終段階に入ります。
写真のセレクトとレタッチに励む岸本さん&本田くん
毎日夕方から夜にかけてスコールが降るため、会場を急遽変更しました。
「屋根のある場所で」と提案してくれたのもチェーンさんでした。
夕方からはいよいよ会場のセッティングに取りかかります。
若い男性陣が手伝ってくれました!!
この段階で様々な問題が発生していたのですが(詳細は次回の岸本さんブログにて?)、
村の皆に告知してある時間も迫っているため、セッティングを急ぎます。
開始時間前だというのに、すでに多くの人が集まってきました。
予定時刻を少し過ぎてしまったものの、なんとか開始にこぎつけました。
チェーンさん&岸本さんが代表して挨拶しました。
心配された雨も止み、多くの人が駆けつけてくれました!
いよいよナイト・スライドショーの始まりです!!
3日間かけて撮影した村の風景や刺繍を刺す様子、そして沢山のポートレートと家族写真に、
会場は大盛り上がりです!!
幾つかのトラブルはあったものの、多くの人々の協力のおかげで無事にスライドショーは
成功のうちに幕を閉じました。
これほどまでに穏やかで、誰もが笑顔を見せてくれる村もそう多くはないでしょう。
センサイ村の人々には感謝の気持ちでいっぱいです。
個人的にも、またいつの日か再訪したいと思わせてくれる場所でした。
彼らの社会貢献活動はこれで終わりではありません。
現在はチェンマイに戻り、今度は第2弾となる写真展の開催に向け日々準備に取り組んでいます!