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2014年4月柳原 美咲
フルコース
こんにちは。
新しいサンダルが足に合わず修理しました、柳原です。
先日の写真展が無事に終わり、
ここ何日かはシェムリアップの町中を散策していました。
近くのホテルで自転車を借り、走ること約15分。
観光客の多くは「オールドマーケット」や「ナイトマーケット」といった
お土産物が沢山並ぶ市場を訪れるのですが、
今回は地元の人が利用する市場へとやってきました。
市場についたのは15時過ぎ。痛いほどの日差しが降り注ぎます。
バナナ屋だけでも10件は並んでいる…。
こんなに沢山、誰が食べるのでしょう。ゴリラでしょう。
アジアの市場って騒がしくて生活が染み付いていて、大好きな場所のひとつなのですが
日本のスーパーで買い物をする感覚と比べると衝撃な場面が多いかもしれません。
シートとかは敷いてあるけれど商品が地面に並んでいたり(砂埃まみれ)
生きた鳥と血抜き中の鳥と、切りわけられた鶏が同じ店にあったり(イン◯ルとか?)
どんなものでも太陽の日差しをさんさんと浴びていたり(絶対痛む)
肉屋の隣が床屋でその隣がゴミ置き場だったり・・(くさい)
その数やら度合いが尋常じゃなくて、要するに衛生面大丈夫なの?って話なのですが
このハエの多さには二人してびっくり〜!!!
ここ一帯の店全部こんな感じ。その上を同じ位のハエが飛び交う。うおお。
ハエに当たらない方が難しい。一面真っ黒。うおぉ。
たどってみれば自分たちの口にも入っている商品たち。
お腹壊していないから大丈夫なのだろうけれど、
やっぱりこれを買って食べたいとは……まだまだ思えません。
地元の市場はハエたちのレストラン。
前菜から、メイン、デザートまで食べ放題のフルコース。これでタダ。
日本のハエって実はヒモジイ思いしているのかも。可哀想に。
そして日本人の衛生面に対する感覚って
他の国に比べたら異常なのかもしれない、と少し笑えてくるのです。
死にゃあしないのに。(たぶん)
そんなこんなで楽しい市場を後にして、川沿いの村を走ってみると…
田舎生まれの自分にとっては
なんとなく懐かしい風景ばかりが目に飛び込んできます。
実家を離れて早5年。
いつの間にか頭の隅に追いやられてしまった優しい風景や感覚を
シェムリアップの村は思い起こさせてくれます。
先日紹介しきれなかった子どもたちの写真で、今回もお別れです。
まだまだカンボジアを味わいたい気持ちを押し殺し…
5月からはタイ。久しぶりの個人撮影が再開します!
この展示での経験を忘れず更に良い作品撮りが出来るよう頑張ります。