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2014年4月9期生引率スタッフ
35日目 カンボジア・シェムリアップ / Day, 35 Siem Reap, Cambodia
シェムリアップより冨田がお伝えします。
前回に引き続き、山本くん、菅原さん、柳原さん、鈴木さんの4名が
行った写真を使った社会貢献活動の様子をお伝えします。
活動2日目。
前日設営した写真たちは無事に残っていました。
(実は、通訳をしてくれたサムさんは、「誰かに持っていかれるのでは?」と
心配していました… 。)
修正部分を反映させたり、ピンを打ち直したり。
いよいよ写真展開催に向け、最後の調整を行います。
最初のお客さんです。
近所に住む子供達が見に来てくれました!
学生たちは、色鉛筆や折り紙も用意していました。
小さな子供達は写真を見終わると、世界地図に夢中で色を塗って遊んでいました。
折り紙担当は、ぽん先生。
噂を聞きつけた子供達が、少しずつやってきます。
その頃…
柳原さんはサムさんに手伝ってもらい、必死にクメール語を覚えようとしていました。
サムさんに話してもらった言葉をオリンパスのボイスレコーダーに録音し、何度も聞きながら
練習していました。
「あなたが一番好きな写真はどれ??」
まもなく授業が始まるという時間になると、一気に生徒たちがやってきました!
気がつくと、大勢の子供達が来てくれていました。
どの子供も見たことのない世界に興味津々です!
学校の先生も見に来てくれました。
そしてあの校長先生も、わざわざ様子を見に来てくださいました。
校長先生も、興奮しながら写真を見てくださいました。
お気に入りは金閣寺の写真??
こうして怒濤の2日目が終了しました。
写真を保護するため、ゴミ袋を切り開いてカバーにしました。
そして活動3日目。
車を降りると、すでに子供達が待っていてくれました!
朝から大勢の生徒たちでごった返していました。
食い入るようにマチュピチュ遺跡を見つめる男の子。
どんなことを思い描いているのでしょうか??
お昼前になり、山本くんと菅原さんの2人は学校を飛び出し、
村の人々にチラシを配りに出掛けました。
子供達だけではなく、大人たちにも写真展を見てもらうためです。
クメール語で書かれたチラシを渡し、オリンパスのカメラで撮影した会場の
様子を見せながら、声をかけて回ります。
灼熱の太陽のもと、日陰のない赤土の道をゆく2人。
村の人々はみな優しく迎えてくれます。
みな笑顔でチラシを受け取ってくれました。
炎天下のなか数十軒に配り終え、ようやくお昼ご飯です!
午後になると、村の大人たちが足を運んでくれました!!
その頃…
子供達は授業の真っ最中です。
休み時間に一緒に遊ぶ学生たち。
エッフェル塔??
その後も村の人々が、少しずつ見に来てくれます。
炎天下のなか、わざわざ声をかけに行った甲斐がありました!!!
村の大人たちにとっても、まだ見ぬ世界の姿というのはとても興味深いもの
だったようです。
マレーシアの水上生活の様子など、自分たちの暮らしと接点がある写真にも
大いに反応している姿が印象的でした。
こうして、彼ら4人の「写真による社会貢献活動」は行われました。
様々な人々の協力を得ながらも、自らのアイデアや行動力で問題をクリアし、
最終的には多くの人々に会場に足を運んでもらうことができました。
きっと彼らのなかには様々な反省点もあることと思いますが、今回の経験を
ぜひとも今後の写真家としての活動、そして各自の人生に役立てて欲しいと
思います。
そして何より、彼らの写真展がこの村の子供達にとって将来の飛躍に向けた
大切なきっかけとなってくれることを願います!!