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2014年4月9期生引率スタッフ
23日目 ベトナム・ホイアン/Day 23, Hoi An, Vietnam
ベトナム・ホイアンより冨田です。
昨日は、同じくホイアンに滞在中の菅原さんと柳原さんの撮影に同行して
きましたのでその様子をお伝えします。
まずは2人が宿泊するホテルからクアダイ・ビーチに向けて自転車で移動です。
あまりの暑さのため、道すがらで日除けの帽子(ベトナムの菅笠)を購入しました!!
自転車で約20分。
クアダイ・ビーチに到着です。
まずは日陰にてしばし休憩…
柳原さんが撮影を開始しました。
彼女の撮影テーマは、「アジアで懸命に生きる女性たちの物語」。
本人のブログを読んでご存知の方もいらっしゃるかもしれませんね。
柳原さんブログへ
台湾ではパン屋で働く少女を取材した柳原さんでしたが、今回彼女が声をかけたのは、
ビーチで物売りをする地元のお母さんでした。
撮影交渉が成立し、さっそく働くお母さんを撮影します。
容赦なく照りつける太陽のもと、ビーチを行ったり来たりしながら観光客に向けて
商売をします。
暑さのなかついて行くだけでも大変です…
その後、お昼ご飯を食べに家に戻ったお母さんに着いていき、娘さんも紹介して
もらったそうです。
このようにして、各国で懸命に生きる女性たちに出逢い、一人一人の物語を紡いで
いく柳原さん。
この旅が終わる頃、一体どんなストーリーが出来上がるのか、そして、柳原さんの
中にどんな想いが芽生えるのか…
今から非常に楽しみですね。
ビーチを離れ、菅原さんの撮影地へと向かいます。
菅原さんは、アジアの子供達の姿を撮影対象としています。
学校や保育園が終わる夕方になり、子供達が町に出てきました。
さっそく撮影開始です!!
撮影を見ていてある事実に気がつきました。
本校に入学する前は保育士をしていた菅原さん。
子供に対しての接し方が非常にスムーズです。
場合によっては見知らぬおじさん(冨田)が近寄ろうとすると怪訝な顔をする子供も
いるなか、どの子供も菅原さんに対しては警戒心が薄く、撮影を嫌がる子供もほとんど
いませんでした。
さすがです!
村の広場で子供達がサッカーをしていました。
田舎の子供達はみな元気ですね。
(あくまで個人的な感想になりますが、指導者もおらず裸足でサッカーをする子供達の
レベルはなかなかに高く、「体で覚える」ことの意味を教えられた気がします。)
フォトフィールドワークゼミでは、2年次に1年間かけて海外フィールドワークでの
各自の撮影テーマの企画を立案します。
それぞれの興味や希望をもとに、いかに写真作品として形作っていくかを授業で検討
していくのです。
今回ご紹介した2人のように、現場での出逢いを活かしながら撮影に繋げていく学生
もいれば、徹底した事前調査をもとに行動予定を組み立てていく学生もいるなど、各
自のテーマにより現場での動き方も様々です。
それでもどの学生にも共通しているのは、やはり写真家を志す者だけあり、現場に立って
シャッターを切っている時が、一番彼らが輝きを放っている瞬間だと感じられることです。
ベトナムでの撮影期間も早いもので折り返し地点を経過しました。
彼らの健闘を祈ります!!