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2014年4月山下 海
なかなか解消できない悩み
ただいま財布の中に1元しか入っていない山下です。
前回に引き続き蘭嶼での体験を書いていこうと思います。
実はわたくし、どうしようもないぐらいの人見知り。知らない人に話しかけるのはすんごく苦手です。
「この人撮りたい!」って思ってもなかなか話しかけられず、その人の周りを行ったり来たりしているうちにチャンスを逃すなんてしょっちゅうあること。
それなのに人を中心に撮影をしていきたいなんて考えてるとはどうかしてると自分でも思います。
しかし、風景などを撮っていてもやはり人を撮りたいと思うのです。
正直、蘭嶼での撮影も不安でした・・・
「ちゃんと人と向き合って撮ることができるのだろうか??」
そんなことを思いながらこの島に降り立ったのです。
最初はやはり人になかなか話しかけることができず、風景を撮ることに逃げていました。
しかし、ある人との出会いが蘭嶼での滞在を最高なものに変えてくれました。
その人とは日本人の三味線奏者であるケンタさん。
ケンタさんも僕が滞在していた野銀村にたまたま滞在しており、村の漁師さんの紹介で出会いました。
彼のおかげで野銀村の人たちと仲良くなることができました。
(左から2番目の女性もケンタさんのおかげで仲良くなったアメリカ人のキャリー)
そして貴重なトビウオ漁に連れて行ってもらうこともできました。
一緒に過ごしたのは1日とちょっとぐらいの短い期間でしたが、その出会いは大きなものでした。
ケンタさんは台湾に何度も来ていて、台湾のことについていろいろと教えてもらいました。
しかし、そういった知識よりも何より学んだのは、言葉はなかなか通じずともどんどん話しかけていく姿勢、知らないことへと飛び込んでいく勇気でした。
それらは直接教えてもらったわけではないですが、その2つをケンタさんから強く感じ取りました。
そのおかげでその後の滞在ではいろんな人に話しかけ、仲良くなることができました。
そして、自分が泊まっていたわけではない民宿から撮影を頼まれたりも。
その見返りに普段は入れてもらえない伝統家屋の中に入れてもらうこもできました。
どうにかして伝統家屋の中を撮影したいと思っていたので本当にありがたかったです。
完全に人見知りが解消されたわけではないし、まだまだ話しかけた人数も少ないです。
これから国を経る毎に人見知りをなくし、そこに住む人たちと良い関係が結べるよう努力していきたいと思います。
蘭嶼。1カ国目からすごく良い体験をさせていただきました。