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2014年3月菅原 由紀
トンネルの向こうは不思議な街でした
こんばんは。
本日も始まりました、ぽんさんぽ。
本日も遅い時間のお送りとなりましたが、お付き合い下さい。
今回は台湾の3ヶ所目、「九份」の様子をお送りしたいと思います。
前回滞在していた港町、基隆からバスに揺られて山方向へおよそ1時間ほどで「九份」に着きます。
「九份」とは・・・
ご存知の方も多いと思いますが、九份はジブリの「千と千尋の神隠し」のモデルの場所になったという噂もある場所です。
それが本当かどうかはわかりませんが・・・。
九份は元々小さな村でしたが、金の採掘をきっかけに街が発展したそうです。
日本統治時代に最盛期を迎え、今でもその時代の建物などが多く残され、古い中にもなんだか懐かしい雰囲気が残されています。
第二次世界大戦後は金の採掘量も減り、金鉱が閉山してからは街も衰退していったとのこと。
しかし、台湾での映画やドラマを始め、ロケ地やモデル地となったことがきっかけで近年は再び、多くの観光客で賑わっているようです。
九份は山の合間にある街で、街中は坂や階段だらけ。
その代わり、山も海も見渡せるという素敵な環境です。
春が近づいている台湾でも桜が咲いていました。
日本でよく見るソメイヨシノとは少し違うようでしたが、やはり日本人の私としては、この時期に異国の地で桜を見れるということにとても感動しました。
観光地と言えど、ここで暮らしている人たちはとてものんびりしているような雰囲気でした。
そして、山の街でみられる景色はまさにジブリのような世界を感じさせました。
街の中心部から少し離れただけで、とても静かでおだやかな時間が流れ、古いものがさらにこの街を魅力的に見せている印象も受けました。
ここは、昔採掘で使用していたところかと思います。
(説明書きが読めず・・・)
今では公園のようなスペースとなってここに暮らす人、観光客の方達に親しまれているようでした。
土日は特に人が多いと言われている九份ですが、この時期は春休みということもあるのか、平日にも関わらず多くの人がこの街を訪れていました。
あまりのきれいな景色にテンションも上がって、かわいい男の子も思わず自撮り。。
九份は山なので、天気がちょこちょこ変わります。
この日も朝はとてもいいお天気でしたが、お昼くらいにはだんだん雲行きが怪しくなり・・・
あっという間に雨が。。
観光客が多いと、一気に傘が開き、小さなこの街は傘で埋もれてしまいそうです。。
九份にはお茶屋さんがたくさんある事でも有名です。
台湾の南の方にある、阿里山という場所で作られているお茶を扱うお店や、ウーロン茶、その他様々なお茶が街中にたくさん売っていて、お店の中で飲む事ももちろん出来ます。
私が見つけたお店は、若者向けにおしゃれなお茶を扱うお店でした。
(ローズを使ったお茶や、美容に良いお茶など)
とても眺めもよく、静かなお店で、店員のお兄さんは日本語もとても上手でした。
お茶を頼むと、サービスで豆菓子がついてくるところもポイント高いですね!
(お茶の写真は残念ながら撮り忘れてしまいました・・・汗)
観光地であり、住居もあり、生活が密接していると感じさせられる瞬間も多々ありました。
お肉やさんが車で街中を走り、このように売っていたり、郵便屋さんが観光客の隙間を縫うように郵便物を届けていたり・・・。
意外と普通の事なのですが、この小さな狭い街の中でその様子を見かけるとなんとも不思議な気持ちになりました。
そしてこの建物が、この街で一番の観光スポットとなっている、「湯婆婆の館」です。
確かに「千と千尋の神隠し」に出てくるあの建物に似ています。
夜はこのように、赤い提灯が灯され、昼間とはまた違った表情を見せてくれます。
お店だけでなく、道や階段も提灯で照らされます。
日本の都会の中を生きてきた私からすると、なんとなく昔の景色をモチーフにしているアミューズメントパークに思えて仕方ありませんでした。
九份は3日間の滞在でしたが、小さなこの街をゆっくり歩いたり、おいしいものを見つけるには十分な日数でした。
のんびり素敵な3日間でした。
3月29日には台北に戻り、西門町という台湾の中でも特に若者が集まる場所に行きました。
日本のアパレルショップや居酒屋も多く展開している街でもあったので、再び日本に戻ってきたかのような感覚に陥りました。
そして3月30日。
FWメンバーが再び全員集合しました。
それぞれ様々な場所で撮影をし、色々な経験をしての再会です。
すでに黒く日に焼けていたり、個人行動の時のおもしろ話をするメンバーの姿を見て、自分ももっといろんな場所に踏み込んで多くの経験をしていきたいなと改めて思いました。
いよいよ明日は2カ国目のベトナムへと移動です。
まだ地に足がつかないようなふわふわした感覚ですが、気を引き締めていきたいと思います!